Toyosato (Shiga) , JAPAN
2021/09/01
京都タワーホテルにて2021/8/1から実施されている響け!北宇治高校吹奏楽部ルームに宿泊したため、その時のことをつらづらと。
予約は公式サイトのみ受け付けている。会員登録を行ったうえで予約するとよいだろう。会員として予約すると、以下の特典がある。
ミネラルウォーターがもらえる
(1泊あたり1人1本)
京都タワー展望室の入場券がもらえる
(1滞在あたり1人1回)
レイトチェックアウト
(通常11時チェックアウトのところ12時まで滞在可能
宿泊料金が5%割引になる
サインだけでチェックインできる
コラボルームに滞在することを考えると、3.のレイトチェックアウトは結構助かった。夜遅くまで作品の世界にふけると、朝起きるのも遅くなるので……。
自身が予約した時点では、直近2~3か月の間でも結構空きがあったのだが、数時間後には数か月後待ちという状態。単にプランを見つけたタイミングが良かっただけだった。今後、キャンセル等で早い日程が予約できることはまれにあるかと思うが、1日1室しか予約できないこともあり、その可能性は限りなく低いだろう。トレインルーム、恐竜ラボルームなど、ほかのコンセプトルームプランは結構空きがあるのに、響け!北宇治高校吹奏楽ルームだけ常に満室。その勢いはものすごい。
当日のチェックインも結構機械化されていた。予約名を告げて健康チェックシートを記入した後は、係の方がチェックイン機にQRコードをかざし、そこで残りの手順を済ませる。領収書もその場で発行され、会員特典の京都タワー展望室入場券もこの時点で発行される。入場券の有効期限はチェックイン日~チェックアウト日。レシートタイプの入場券が発行されるため、コラボ入場券がもらえるわけではない。
(2021/9/2追記:チェックイン時に申し出ればコラボ入場券と取り換えていただけるらしい)
客室フロアに入るためには、フロア入口でカードキーをかざし、自動ドアを開けなければならない。そのため、チェックイン後は1人1枚カードキーを持参することをお勧めする。(チェックイン時に人数分のカードキーが発行される)
コラボルームと同じフロアには、製氷機や自動販売機なども完備されているため、夜にドリンクが足りなくなっても安心だ。
以前は京都タワー大浴場の割引券が配布されていたが、2021年6月に閉店したため、フロントでスキンケア用品やバスソルトなどの追加アメニティが配布されている。
等身大サイズのウォールアートがお出迎え。人によってはすでにこの時点で高まるかもしれない。
部屋タイプとしてはスーペリアツインが充当されているため、広々ゆったりと過ごすことができた。
バスルーム前の通路幅が広いため、荷物整理も楽々。ただし、クローゼットがベッドと近いため、出し入れがしづらいかもしれない。
右側に映っているトロフィーは取り出し可能なため、トロフィーを持って写真を撮り、入賞した喜びを分かち合ってもよいだろう。
会員特典のミネラルウォーターは、右側に写っているトロフィーの下に置かれていた。飲料系のアメニティは、一人当たりお茶ティーバッグ2ヶとインスタントコーヒー1本が置かれている。ミネラルウォーターは、後述する洗面台の飲料水で十分だったため、持ち帰った。
ベッドルーム。壁に記された五線譜は三日月の舞という劇中で使用された楽曲。キャラクターが等身大のウォールアートとなっているほかに、劇中の名場面がスナップショット的に描かれている。
譜面台には交流ノート(スケッチブック)が置かれており、丸テーブルに置かれたペンを使って今日の思い出や作品への想いを記すことができる。
3名利用時はおそらく窓側にエクストラベッドが置かれると想定されるため、もしかしたら丸テーブルがなかったり、譜面台の位置が変わっているかもしれない。また、ベッドの高さによっては右側に映っているキャラクターの足部分が隠れてしまうようにも感じたため、その辺気になるようであれば、エクストラベッドを入れずに2人で宿泊することを推奨する。
状況が許すようになれば、この部屋は2人にして、残りの人は別の部屋に宿泊するというのもアリかもしれない。クリアファイルの配布が終了した後ならば。
ベッド間にブルーレイディスクとプレーヤー、プロジェクタが置かれたキャビネットがある。それらを使用して作品鑑賞をすることとなる。
(アニメ本編や劇場版など、キャビネットに置かれている作品以外でも、DVDやブルーレイディスクを持ち込めばほかの作品も観覧できるため、演奏会等の映像を持ち込んで再生するといった使い方もよいかもしれない。
音楽がメインとなる作品であり、音量が大きくなりがちなため、音楽に浸りたいならばヘッドホンの使用を推奨する。
ヘッドホンはプロジェクタに挿すことになるが、ヘッドホンジャックは1口しかないため、ヘッドホンの端子が分岐器につながれた状態で置かれていた。
音はプロジェクタから出る。備え付けのリモコンはブルーレイディスクプレーヤー専用なので、音量調節はできない。プロジェクタ本体の音量ボタンで調節する。
キャビネットは床に養生テープで位置が記されているのだが、そのままの位置で観覧すると左右がウォールアートに被ってしまう。そのため、できれば少し前に動かしてから観覧することを推奨する。(使用後は元の位置へ)
プロジェクタを起動した状態で動かせば、自動的に映像の映り方などが調整されるため、どの位置でもきれいな状態で観覧できる。
しかし、ブルーレイディスクプレーヤーのトレーが片方のベッドにくっついている方向に出てくるため、可能であればプレーヤーの前背面は逆にセッティングされていればよいかなとも思った。
ベッドに入ったところ。3人のキャラクターに見つめられつつ一晩の夢を見る。
フットスロー(靴のままベッドで寝転がれるようにかけられた布)も作品に合わせた模様となっている。
そういえば、今回の滞在でテレビの電源を一度も入れなかったかもしれない。
起床後は3階の朝食会場にて朝食をいただく。(朝食付きプランを選択、もしくはフロントで朝食券を買った場合)
通常はバイキングで提供されているそうだが、2021年8月の宿泊時点では、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて洋食プレートの提供に変更となっている。ただし、パンとスープ、ドリンクは各自で取りに行く方式。
バイキングだと食べ過ぎてしまうため、これはこれでよいのかもしれない。もし足りなさそうであれば、パンの量で調整すればよい。
洗面台の蛇口が2つあり、通常の蛇口と飲料水用のボタンが用意されていた。
(飲料水用のほうは、手洗いせっけんが出てくるかと誤認してしまいそうだが、実際はマイナスイオン水が出てくる)
最近のホテルではこのタイプがかなり少ないので、ちょっと感動した。
そのため、ミネラルウォーターはお持ち帰りすることに。
会員特典として発行された京都タワーの入場券。せっかくなので、チェックアウト後に行ってみた。
チェックイン時にチェックイン機から出てくるレシートの中に混じっており気づかない場合もあるので、カードキーケースに入れておくなど、なくさないようにしたい。
(チェックイン時に係員が1枚づつ説明しながら渡してくれたりはする)
最上階からの風景。まずは北方向を眺める。まっすぐ続く烏丸通り、その左右には規則正しく並ぶ街並み。特に何かあるとかそういうこともないが、いつまでも眺め続けられる。
続いて南方向を眺める。備え付けの望遠鏡で見たとしても、宇治までははっきりと見えないかな。天気が良ければ本当に遠くまで見える。
せっかくなので望遠鏡を使ってみた。展望室内に何か所か、展望台によくある100円玉とかを入れて使う望遠鏡が備え付けてあり、無料で使用できる。(お金入れずに使える)
梅小路あたり、京都水族館が見える。建物の中までは見えないが、周りの道を見てみると、あまり活気はない。この近辺が活気にあふれることを願わずにはいられない。
部屋の内部写真は京都タワー公式より提供されているため、そちらもチェック。
部屋からの眺望についてはお楽しみということで、今回掲載はしなかった。
予約が取りづらいことや、通常ルームの価格と比べればかなりの価格差はあるが、もし機会があれば宿泊してみてはいかがだろうか。